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大階段

「最初のコレクションを発表した時のメゾンは、まるで小さくてにぎやかなミツバチの巣箱のようでした」。1956年にクリスチャン・ディオールはこう振り返りました。

1952年頃、階段にひしめき合うように座り、オートクチュールコレクションのプレゼンテーションに参加するゲストたち。

各コレクションには、数え切れないほどの人々が関わっていました。クチュールメゾンの中心となったのは大階段です。すべてのフロアをつなぐにぎやかな通路はまた、写真の背景としても活躍しました。

フランスのニュースに向けて大階段で披露された、1954 春夏 クチュール コレクション。ニュースのタイトルは 「パリジャンの春:クリスチャン ディオールのファッション」
「オープンした瞬間から、まずプレスが、次にバイヤーがサロンに殺到しました。あまりに大勢の人々が詰めかけたので、踊り場を拡大するために魅力的な古いエレベーターを取り除かねばなりませんでした。それでもまだ十分なスペースを確保できなかったので、人々は階段まであふれ出ました。まるで円形劇場でもあるかのように、到着順に階段に座ったのです」
Christian Dior

コレクションが披露された時、プレゼンテーションサロンはゲストたちを収容するには小さすぎることが判明しました。ゲストたちは踊り場や、次の階へと続く階段にまであふれていました。

1952年春夏オートクチュール コレクションショーに参加するマレーネ・ディートリヒ。
1950年頃、オートクチュール コレクションショーにゲストとして招待されたジャン・コクトー。
1950 秋冬 オートクチュール コレクションのプレゼンテーションを階段に座って見るゲスト。
1954年頃、階段の窓の縁に座って、コレクションショーのメモを取る販売員
1953年頃、階段の上に立ち、コレクションショーのモデルたちをひと目見ようとする販売員と見習いたち
1952年春夏オートクチュール コレクションショーに参加するマレーネ・ディートリヒ。
1950年頃、オートクチュール コレクションショーにゲストとして招待されたジャン・コクトー。
1950 秋冬 オートクチュール コレクションのプレゼンテーションを階段に座って見るゲスト。
1954年頃、階段の窓の縁に座って、コレクションショーのメモを取る販売員
1953年頃、階段の上に立ち、コレクションショーのモデルたちをひと目見ようとする販売員と見習いたち

30 Avenue Montaigne

モンテーニュ通り30番地の中心部に足を踏み入れてみましょう。「ミツバチがひしめき合う小さな巣箱」のようなこの場所で、75年前にクリスチャン・ディオールの伝説が生まれました。